kukumamaブログ

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【意見求む】離島、へき地医療について考える。

こんにちはkukumamaです。

 

 

個人的な夢の一つでもある、離島やへき地医療を支える仕組み作りについて考えていきたいと思います。私には何ができるのかを考えるために、大好きな五島列島を離れ、客観的に考えるようにしました。

現在、私がいるところでは、今後の解決策になると思われるアイデアや取り組みを学び、実際にどう活用していくのかを考えるキッカケになっています。

毎日が今後につながるという実感を感じながら働けており、毎日楽しく仕事をしています。

 

では、本題に入ります。 

日本には約6500島以上もの離島があり、また無医村がない都道府県は2016.10の調査で山形、埼玉、千葉、東京、神奈川、大阪、佐賀、長崎とされており、その他の都道府県には無医村地区が存在しています。

 

この調査で少し驚いたのは、離島が多い長崎県に無医村地区がないということ。

以前、実際に住んでいたのでわかるのですが、確かに無医村地区と判断されないかもしれないですが、少しの距離でも海を渡らなければ診療所に行けない、また診療所に行けても緊急を要する場合は対応ができないという地域があるのが現実です(実際はほとんど運用していない診療所もあります)。

また、東京や大阪などでも、田舎の方へ行けば十分な設備が整っているとは言い切れないと思います。

 

では、どうすればこの問題を解決していけるのか?

 

無医村地区を救済するための日本の対応の1つとして医師の人数を増やすということがなされています。確かに無医村地区には医師が必要です。しかし、この取り組みは本当に正しいのでしょうか?

毎年、1万人近い医師が卒業(子供100人に対し1人の割合)し、臨床の現場へ出て行っています。しかし、無医村問題は解決していないし、今後の日本の人口動態や医療費問題などを考えると、単に医師を増やせばいいということはないのではないかと考えます。

このまま医師が増やし続けると、医師が余ることが予測されますし、では無医村地区に行こうという医師がどれほどいるのでしょうか?増えた医師を雇う財源はどうするのでしょうか?

医師免許を持ちながら、実際は働いていない方も多くおられると思います。それは、看護師不足も同じことが言えます。資格取得者の約3分の1が潜在看護師というデータもあります。この問題は国も取り組んでいますが、なかなか解決しない問題でもあります。

 

これらの問題がなぜ解決しないのか?

答えは「お金がないから」に集約されると思います。

 

個人的に色々と勉強してみえてきたことの1つに国民皆保険と診療報酬制度が、日本の医療費を圧迫している原因の1つであることが解りました。いい医療を提供していようが、していまいが値段が同じなのです。

 

医療者不足の地域でいくら頑張っても、その見返りがないですし、他よりも人不足で忙しく、給料が低いというのが現状です。根本的に方向転換していく時代がきているのではと考えます。

 

とは言っても、すぐにできる問題でないということは誰でも容易に解ります。だからこそ考え続ける必要があるのだと思います。

 

初めの話に戻りますが、どうすれば離島やへき地などの医療が不足している地域、住民を支えていけるのでしょうか?

今の時代だからこそ、テクノロジーを活用してはどうかと思います。

 

もうすでに運用されているシステムですが、健康診断や診察が携帯で、しかも格安(ワンコイン)で受けられるサービスはどうでしょうか?

私は、とても画期的だと思いました。普段から検診を受けることで予防や早期発見につながることは間違いないと思います。

離島やへき地では病院へ行くまでに時間がかかる場所が多いので、重症化する前に予測、診断できることはとても重要だと思いますし、医師がその場にいなくても良いということがメリットの1つだと思います。

 

私の離島やへき地について考えや予測していることと、実際に各地域で困っていることが違うことも多いと思います。実際に、その地域


に住んでみないと解らないことも多くあると思います。とは言っても、すべての地域を訪れることは難しいと思うので、情報共有できるシステムを考えて行ければと考えています。

 

色々な意見を頂けると、さらに考えが広がるのでありがたいです。よろしくお願いします。

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五島列島の海と島

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高知県沖ノ島の港