五島列島 離島に住んでみて~離島医療から世界の医療を考える~
こんにちはkukumamaです。
それも今日で終わりになります。
元々は関西、関東で働いていました。
以前から日本各地の島旅をよくしていたこともあり、離島医療に興味を持つようになりました。『Drコトー』の影響もあるかもしれません!!
八重山諸島やトカラ列島、四国周辺の島々などたくさん行きました。
その中でも五島列島への旅は人生を変えてくれました。
いつしか五島列島で働こう‼‼と思うようになりました。
ワクワクする気持ちと同時に、初めて離島で暮らすことへの大変さも知りました。
まず仕事をするにあたり、医療分野では病院見学をしてから書類、入職試験となるのですが、病院見学に行くための時間とお金がかかることでした。
当時は学生をしており、病院実習や国家試験勉強などで休みがなく、お金もほとんどありませんでした。
そんな中で、見学と試験を受けに行くことは難しく、せっかく行くならすぐ帰ってくるのももったいないという気持ちから、離島行きを一時は断念しました。
そのため関東へ就職をしたのですが、関西の田舎出身の私には都会の雰囲気が全く馴染まず、やっぱり五島へ行っておいたらよかったと思うようになり、思い切って数か月で仕事を辞め五島行きの準備をはじめました。
仕事を辞めた私には時間とわずかながらお金もありました。
また離島医療問題として人員不足がよく取り上げられるだけに、就職することはそれほど難しくはありません。
※もちろん、それなりの試験対策か面接準備などは必要です。
しかし、次の問題が起こりました。
それは、住む場所を決めること。不動産屋はもちろんあるので対応はしてもらえますが、土地勘もないためどこに住めばいいのかなどが全く解らなかったのです。幸いにも私には島旅で来たときにできた知り合いがおり、連絡をとっていましたので助けてもらうことができました。
今、住んでみてわかったのですが、地域おこし協力隊が、Iターン・Uターンの方に支援をしているので、地方から五島列島に来てみたいと思っている方がいれば五島市役所へ連絡をしてみてはどうでしょうか?
とても親切に対応してもらえますし、それらを利用して来られた方々での交流もあるようです。
ちなみに、病院勤務を希望される方には宿舎があり、家賃も安いので利用してもいいかもしれません。冷蔵庫、洗濯機、TVは基本的にはついています。
どうにか、こうにか生活できるようになり、アッという間に時間が過ぎてしまいました。
約2年ではありますが離島医療を経験するなかで、面白みを感じるとともに難しさや厳しさも知ることができました。
では、なぜ好きな五島を離れるのか?
それは、離島医療の難しさを知り、さらに私自身が成長しなければならないと思ったこと。また経験をする中で離島・僻地・途上国の医療へと視野が広がったためです。
医療が不足している地域についての問題について新聞やニュースなどでも見かけますが、実際にその土地へ行き、実際に経験してみることでさらによくわかると思っています。
福江島での経験が、世界の医療問題へと視野を広げるきっかけになりました。
今、仕事をしていて、なんとなく代わり映えのない日々を過ごしているなとか、何かしたいけど何がしたいのか解らないなど、もやもやした気持ちを抱えている方は是非数か月でもいいので五島列島へ来てみて、住んでみてはどうでしょうか?
先日、知り合いの方に「島に来る前のカラーに、島に住んでみたことでのカラーが合わさって、前よりも良い色になってるよ。島を出ると前よりも色んなことが見えるようになってるよ。」と言っていただきました。
これから、もっといろんな色を足していけるように多くの経験をしていきたいと思います。
今回、島を離れる決心をしてから、さらに島で暮らす人々の気持ちがわかるようになった気がします。
このブログを通して、少しでも多くの方と離島や僻地、途上国の抱える多くの問題に対して関心をもってもらい、一緒に考え行動していければいいなと考えています。
興味のある方は是非ともコメントをよろしくお願いいたします。